現役デザイナーがデザインスクールの選び方のコツを紹介

当ページのリンクには広告が含まれています。

私は、グラフィックデザイナーの専門学校を卒業し、制作会社や広告代理店を経由して、現在はweb・アプリデザイナーとして働いています。

10年以上、デザイン・広告業界に携わってみて、今からデザイナーを目指す方に「失敗しない美大の選び方」をお伝えしたいと思います。

この記事でわかること
  • デザインスクールとは
  • デザインスクールからの就職先
  • デザインスクールの選び方
  • おすすめのデザインスクールとコース
目次

デザインスクールとは

デザインスクールとは、大学、専門学校とは違う点がいくつか違う特徴があるので紹介していきます。

ターゲットが社会人やダブルスクールをする学生

美大や専門学校は、高校生を主なターゲットとしていますが、デザインスクールは、すでに社会に出ている社会人やデザイン系とは別の大学や専門学校に行った学生で、デザイン系の学校に入り直したい学生をターゲットにしています。

こんな人が通っています

営業職2年目 男性
営業として働いているが、昔からの夢だったデザイナーを諦めきれなくて、会社を辞めてデザインを学びたい。。。
ただ、美大や専門学校に行くほどのお金の余裕もないし、2年も4年も勉強していたら、社会に出る頃には年齢がいき過ぎてしまう。

大学3年生 女性
デザイン系ではない、大学に進学したけど、就職活動をしていたら、デザイン業界に興味が湧いてきて、デザイナーになりたいと思うようになった。。。
でも、今の大学もしっかり卒業したいから、ダブルスクールで夜間や土日で通えるデザインの学校に行きたい。

デザインスクールは、こういった一度デザインとは別の道を歩んだ人をターゲットにしています。

通学期間が短い

先ほど、説明した通り、スクールは社会人や大学生、専門学校生をターゲットにしているので、美大や専門学校に比べて通学期間が短く設定されています。

美大は、4年間、専門学校は2年間のところが多いですが、スクールは3ヶ月~1年の間で通学期間が設定されていることがほとんどです。

通学時間が短いと、ちゃんと就職できるのか?デザインをしっかりと学べるのか?と不安になる方がいると思います。ですが、安心してください。スクールの短い期間でも、全く問題なく就職することができます。

なぜかというと、美大や専門学校はwebデザインのコースを選んだとしても、スケッチ、絵画、彫刻の授業があったり、webデザイン以外の総合的なデザイン能力を育てるカリキュラムを採用しています。

しかし、スクールはそういった授業をなくし、デザインの現場で実際に役立つことだけを教えるようになっています。そのため、短い期間でも即戦力のデザイナーを育てられるようになっています。

では、スクールの卒業生が実際にどんなところへ就職しているのか、色々なスクールの卒業生の就職先を抜粋してきました。

就職実績の抜粋

電通、博報堂、ADK、東急エージェンシー、サイバーエージェント、カヤック、グーグル、yahoo、ディー・エヌ・エー、任天堂、たき工房、ドラフト、博報堂アイ・スタジオ、たき工房など

代理店から有名制作会社、大手一般企業など錚々たるところへ就職実績があります。

このように、スクール系でも美大に負けないような就職実績を誇るところへ就職できますので安心してください。

学費が安い

学習期間が短いこともあり、スクールは専門学校や美大に比べて圧倒的に学費が安いです。

美大

1年間の学費

約200万

専門学校

1年間の学費

約150万

スクール

1年間の学費

約30~80万

圧倒的に安い理由として、学習期間が短いこと、実践で役立つ授業のみに特化していることが理由としてあります。

学費も学習期間も少ないですが、その分、短期間・低予算で即戦力のデザイナーを輩出します。

職種の変更が難しい

先ほどまで、メリットばかりお伝えしていましたが、デメリットも当然あります。

それは、スクールで選んだコース以外のデザイナーになることが難しいということです。

つまり、「webデザイナーになるコースなら、webデザイナー」、「グラフィックコースならグラフィックデザイナー」になるしかありません。

当たり前に聞こえますが、大学や専門学校は違います。たとえ、グラフィックコースを選んだとしても、勉強期間が2年~4年あるので、もしその間にwebデザイナーになりたいと思ったら、webデザインの授業を多く取ったり、独学でwebデザインを学んでみたりと入学当初目指していたデザイナーの職種を多少なり変更することが可能です。

ですが、スクールは入学当初選んだコースのデザイナー職につくしかほぼありません。

スクールのデメリットでもあり、その分その職種の自薦的な授業をより深く受けられるので、メリットでもあります。

ただ、スクールに通おうと思った方が、見落としがちな点なので、しっかりどのデザイナーの職種になりたいかを考えた上で入学してください。

入学時期が頻繁にある

多くの学校は、毎月か隔月で入学を受け付けているところがほとんどですので、入学したい時期にすぐに入学できるのも、美大や専門学校と違うところです。

多くのスクールは、社会人やダブルスクールを想定しているので、早く学んでデザイナーに職に就きたい人の要望に応える形でこのような入学形式になっています。

スクールについてのよくある質問

スクールに入ろうとする方は、未経験から学びたいという方がほとんどです。

まだ、デザイン業界のこともわからず、スクールに通って果たして業界で活躍できるか不安な部分もあるでしょう。

そういった、漠然とした不安や疑問を明確に解決いたします。

未経験からのスクールに通うのが不安。。。

  • 全くの未経験だが、スクールに行って勉強についていけるか不安。。。
  • 未経験から本当にデザイナーになれるか不安。。。

結論から言うと、全く問題ありません。

スクールは、未経験の方が入学してくることを想定しているので、授業内容から就職支援まで、未経験の方を想定していますので、安心してスクールに通ってください。

スクールを卒業して就職できるか不安です。。。

デザイナーの学歴が重視されるのは、最初の就職だけです。大手広告代理店や一流企業では美大卒業生しか面接をしないところもありますが、そういった企業も中途採用では学歴の縛りはしていないところがほとんどです。

先ほども、卒業生の実績を見せましたが、美大を出た人と同じような企業へ就職している人もたくさんいます。

スクールを真面目に通って、しっかり努力すれば、スクールはその想いに応えてくれます。

スクールがどうしても怪しく感じてしまう。。。

その気持ちはわかります。私も、社会人になるまでスクールに対していい印象は持っていませんでした。ですが、スクール出身のデザイナーの後輩と出会い印象が変わりました。

正直、スクール出身なので甘くみていましたが、非常に優秀でスクールを出たばかりなのに、教えることが少なくすぐに仕事を任せられるようになっていました。

スクールが怪しく感じるのは、スクールの実態や卒業生の実績をまだ把握していなからだと思います。

実際にスクール出身のデザイナーは、多く活躍していますし、スクールがこれだけ続いているのも、卒業生の活躍があるからこそです。

まずは、気になる学校の資料を取り寄せてみて、学校の実態や卒業生の進路を確認してみて、少しずつスクールの怪しいと思うところを解消していくことをお勧めします。

デザインスクールの選び方

デザインスクールの選び方は明確です。下記の優先順位で選べば問題ありません。

  1. 就職実績が自分が就職したい会社、もしくは近しい実績を持っているか
  2. 学費、通学期間、場所、学校の雰囲気が自分の希望と合っているか?
  3. PCなどの機材の貸し出しがあるか?それとも自身で購入しなければならないか?

皆さん学費や学校の雰囲気で選んでしまう傾向にあります。

それは、失敗する可能性が高いので絶対やめてください。

美大などは4年も通うので、学校の雰囲気も確かに重要かもしれません。ですが、スクールは長くて8ヶ月程度でしかも1日数時間しか通わないようなところが多いので、学校の雰囲気はそこまで重要ではありません。

スクールでなにより重要なのは、就職実績です。

学校生活は楽しかったけど、希望した会社にことごとく落ちて、入りたくもない会社に入った。

では、本末転倒ですよね。

学校生活は、授業もハードで忙しく楽しめなかったけど、入りたい会社に入れた。

の方が、学校生活より長い、デザイナー人生を楽しめるので、就職実績を重視してスクール選びを頑張ってください。

おすすめのデザインスクール

最後に、私がおすすめするデザインスクールをいくつか紹介したいと思います。

まず、おすすめの基準ですが、就職実績が良いかどうかだけです。

それだけに特化して、紹介しますので、学校の雰囲気や学費に関しては、ご自身で資料請求などして確認してみてください。

東京デザインプレックス研究所

東京の渋谷にある学校ですが、私が知っている限り、一番就職実績が優れている学校です。

  • webデザイナー、グラフィックデザイナー、UI・UXデザイナー
  • 空間デザイナー、インテリアデザイナー、店舗デザイナー、CGパースデザイナーなどのコースがあります

細かい説明をするより、就職実績を見ていただくのが一番だと思うので、一部抜粋した就職実績を掲載します。

東京デザインプレックス 就職実績

就職・内定実績(企業抜粋 2015年 –2021年) グーグル(同)/ヤフー(株)/(株)乃村工藝社/チームラボ(株)/(株)ソニー・ミュージックエンタテイ ンメント/(株)good design company /(株)博報堂/(株)電通/アクセンチュア(株)/(株)ドワンゴ /(株)TBWA HAKUHODO/(株)ニジボックス/(株)NAKED /(株)サイバーエージェント/ TOTO(株)/ (株)ドラフト /(株)グッドパッチ/(株)乃村工藝社/チームラボ(株)/(株)意匠計画/(有)セメントプロデュースデザイン/(株)博報堂プロダクツ/デロイト トーマツ コンサルティング(同)/(株)電通テック/(株)TBWA HAKUHODO/(株)セイタロウデザイン/GRAPH(株)/(株)東急エージェンシー/ KDD(I 株)/電通アイソバー(株)/(株)カヤック など

東京デザインプレックス研究所 修了生 就職・内定実績(企業抜粋2015年-2021年) 抜粋

興味が出た方は、下記のリンクより資料請求して、学校の雰囲気、授業料、コースなど調べてみてください。

大人が学ぶ、デザイン専門校『東京デザインプレックス研究所』

インターネット・アカデミー

web系のデザイナーやマーケッターなどに特化したスクールです。

渋谷と新宿に校舎がありますが、オンラインでも授業が受けられるので、日本全国どこからでも通えます。

  • webデザイナー、Webプロデューサー、webマーケッター
  • プログラマー、ITエンジニア
東京デザインプレックス 就職実績

ヤフー / 小学館ミュージック&デジタルエンタテイメント / 楽天 / 角川デジックス / アライドアーキテクツ / NECデザイン&プロモーション/ DONGURI / スターツ出版 / クーシー など

インターネット・アカデミー 卒業実績 抜粋

興味が出た方は、下記のリンクより資料請求して、学校の雰囲気、授業料、コースなど調べてみてください。

インターネット・アカデミー

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

初めまして。デザイナーズと申します。
現役デザイナー&ディレクターとして働いています。

グラフィック、UI・UX、web、映像のクリエイティブ制作を担当しています。

【経歴】
・デザイナー歴は10年以上
・転職を3回しています
・1社目 制作会社(労働環境で失敗)
・2社目 制作会社(給料で失敗)
・3社目 広告代理店(働き方も給料も成功)
・4社目 事業会社 (半分独立の形で勤務)
自身の経験を元に、デザイナーを目指した時に知っておきたかったこと。
就職や転職の時に知っておきたかったことを発信していきます。

目次