グラフィックデザイナーの年収・給料を現役デザイナーが解説!年収・給料の上げる方法も解説。

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私は、都内で働く現役のグラフィックデザイナー兼アートディレクターです。制作会社を2社を経て今は広告代理店で働いています。今までの私自身の経験を踏まえて、年収について解説します。

目次

グラフィックデザイナーの年収を解説

1.グラフィックデザイナーの平均年収

グラフィックデザイナーの年収ですが、「doda」さんが2020年の平均年収を出していたので、引用させてもらいます。

グラフィックデザイナー/イラストレーター 336万円

出典:求人情報・転職サイトdoda(デューダ)

グラフィックデザイナーだけでなく、イラストレーターも入った平均年収ですが、ボーナスが3ヶ月あると仮定してみると、月の給料は22.4万円になります。

私自身の経験や周りに聞く限り、この金額は合っていると思います。

次に、全ての業種をまとめた、日本全体の平均年収も出ていたので同じく引用させてもらいます。

2020年の平均年収は409万円

出典:求人情報・転職サイトdoda(デューダ)

つまり、グラフィックデザイナーの年収は日本の平均より少ないです。

2.年収の真実

では、グラフィックデザイナーは年収が低いのかと言うと、実はそんなことはないです。

私自身もそうですが、グラフィックデザイナーは経験を積むと、アートディレクターにキャリアアップする事がほとんどです。さらに、アートディレクターで経験を積むとクリエイティブデイレクターにキャリアアップします。

つまり、先ほどのグラフィックデザイナーの平均年収には「キャリアが長くアートデイレクターやクリエティブディレクターになった人の年収」は入っていません。その為、年収が低くなっているのです。

では、アートディレクターとクリエイティブデイレクターの平均年収いくらぐらいなのか、「doda」さんが出していたので引用します。

クリエイティブディレクター/アートディレクター 489万円

出典:求人情報・転職サイトdoda(デューダ)

クリエイティブディレクター/アートディレクターの平均年収は日本の平均年収より高い結果となっています。ボーナスが3ヶ月あると仮定してみると、月の給料は32.6万円になります。

私の経験からしても、この金額は正しいと思いますので、グラフィックデザイナーの年収が低いと落ち込む必要はありません。

ただ、労働時間が長い傾向にあり、さらに残業代が出ない事が多いので、労働時間で換算すると年収は高くないと言えるかもしれません。

年収・給料の上げ方

1.アートディレクターへのキャリアアップ

先ほど説明した、アートディレクターへのキャリアアップです。

同じ会社で働き続けようと、転職しようと、アートディレクターになる事が年収アップの確かな道です。

もちろん、グラフィックデザイナーのままアートディレクターと同じぐらいの年収の人もいますが、年収が上がりやすいのはアートディレクターと言えます。

アートディレクターになる条件は、会社によって違いますが、少なくともアートディレクターのスキルを持っている必要があります。

デザインスキルがあるのは当然として、デザイナーへディレクションがちゃんとできるか、クライアント先へ行ってプレゼンや折衝業務ができるか、協力会社をうまくハンドリング出来るかなど、デザイン以外のスキル・経験が求められます。

2.グラフィックデザイン以外のスキル習得

グラフィックデザイン以外のスキルを習得して、年収・給料のアップを狙います。

役立つスキル
  • レタッチスキル
  • 写真撮影
  • webデザイン
  • コーディング
  • マーケティング知識
  • コピーライティング
  • 映像編集 など

こういったスキルは、グラフィックデザイナーの仕事で外部に委託する事が多いものですが、自分で行えるとコストダウンや会社の強みになりますので、身につけると会社から評価されます。

ただ、学ぶ際に一点注意があります。自分が現在所属する会社、もしくは転職したい会社にとって、有益なスキルを習得してください。

例えば、レタッチスキルを身につけても、撮影する案件があまりない会社では評価してもらえません。今の所属している会社、もしくは転職したい会社がどんな仕事を受けているかを把握し会社が必要としているスキルを身につけて下さい。

3.転職

転職も年収・給料アップの方法では多い方法です。

特に、この業界は転職が盛んなので転職した回数などはあまり気にされないので、転職もしやすいです。

しかし、なんの考えも無しに転職をしても年収が上がるわけではありません。

年収が高い会社はこの様な特徴があります。

年収の高い会社
  • 儲かっている会社
  • デザイナーの地位が高い会社
  • 今後も伸びる会社

デザイン業界だけでなく、日本全体に言える事ですが、儲かっている会社に行く事が年収をあげる最大の方法です。

デザインの賞をたくさん取っている有名なデザイン会社でも、ビジネスが下手で儲かっていないと、給料水準は低いです。逆に、無名で地味な仕事をしている会社の方が給料が高いなんて事もあります。

さらに、会社ごとに部署間のパワーバランスが違います。営業が強い会社、マーケティングが強い会社、システム部門が強い会社など、その会社の売り上げの核を担う部門が必然的に給料は高くなりますので、デザイン部門が強い会社へ行ってください。

そして、最後にその会社が今後も伸びるかを判断してください。今は良くても、これから下がる様な会社に入ってしまうと結局年収は低いままです。

4.おすすめの転職エージェント

年収アップのための転職の場合は、転職エージェントを使った方が安心です。

理由は、簡単で先ほどあげた3つのことを相談・質問する事ができるからです。転職エージェントの場合は、エージェントが事前に企業の内情を知っていますので、3つの条件を満たしているか、分かった上で転職活動ができます。

転職サイトでも、転職はできますが、年収をあげると言う事を目的とするならば、転職エージェントの利用をお勧めします。

特に、お勧めなのが、デザイナーの転職に強い会社マスメディアンです。

マスメディアンは、業界で有名な転職エージェントです。「宣伝会議」と言う会社を知っていますか?

著名なクリエイターを招いてセミナーを開講や、ブレーン、宣伝会議、販促会議、広報会議と言うデザインやマーケティング・広報の専門誌を発行している会社です。その宣伝会議グループの人材紹介会社として産まれたのがマスメディアンです。

業界知識が豊富で、募集企業が欲しい人材を的確に把握して紹介できることから、企業やデザイン会社から信頼を受けており、ここでしか出会えない案件も多いです。

特に、東京・大阪・名古屋・福岡・金沢のに拠点を持っているので、それぞれの地域で企業とのつながりも強いのも魅力です。

私自身も今の会社はマスメディアンさんの紹介で転職しました。

その時、感じたのはやはり業界知識が深いので、転職する側の不安や希望に的確な応対をしてくれ、有名企業や有名デザイン会社の紹介だけでなく、自分にあった企業を紹介してくれるは信頼・安心できました。

転職エージェントと面談してみると自分の市場価値やどんなところに転職できそうかが分かると、視野が広がります。

転職エージェントはどこも登録は無料なので、まずは気軽に登録してみてまずは話を聞いてください。

広告・Web・マスコミの転職はマスメディアン

他にもおすすめの転職サイト・転職エージェントを知りたい方は下記の記事をみてみてください。

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この記事を書いた人

初めまして。デザイナーズと申します。
現役デザイナー&ディレクターとして働いています。

グラフィック、UI・UX、web、映像のクリエイティブ制作を担当しています。

【経歴】
・デザイナー歴は10年以上
・転職を3回しています
・1社目 制作会社(労働環境で失敗)
・2社目 制作会社(給料で失敗)
・3社目 広告代理店(働き方も給料も成功)
・4社目 事業会社 (半分独立の形で勤務)
自身の経験を元に、デザイナーを目指した時に知っておきたかったこと。
就職や転職の時に知っておきたかったことを発信していきます。

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