この記事は、実際に夜間コースを卒業した私が夜間コースに興味があるけど、どんなところか不安になっている方向けの記事になります。
自身の経験をもとに、学校選びのコツやおすすめの学校も紹介したいと思います。
昼間部と夜間部の違い
1.授業時間・日数
まず、大きく違うのが、授業の時間帯です。
名前から、昼間部は昼間に授業、夜間部は夜に授業と言うのは察しがつくと思います。
学校によって違いますが、授業開始は18時30分か19時には始まる学校が多く、授業時間は休憩時間を入れて2時間強が平均になりますので、授業終了は21時過ぎごろになります。
授業を行う曜日は学校によってかなり違います。
昼間部は平日の5日間授業が多いですが、夜間部は週3日や2日の場合もあります。そんなので、ちゃんと学べるの?と思う人もいますが、実は理にかなっていたりします。
これは、私が通っていた学校の簡単な授業内容とスケジュールです。
夜間部に通う人は、仕事やバイトをしながら学校に来ているので、授業日数が少ない方が良いという方もいます。
学校選びでは、まずは「授業日数の確認」と「なぜその授業日数なのか」を学校に確認すると自分にあった学校かそうでないかが分かると思います。
2.在学期間
昼間部の在学期間は、ほとんどが2年制で、まれに3年制があります。夜間も2年制が多いですが、1年制やもっと在学期間が少ない学校もあります。
夜間は早くて3ヶ月や6ヶ月で卒業する学校もあります。
そんな短い期間で、何を学べるのか不安になる人もいると思いますが、人によっては、長い期間学校に通うことが出来ない、短期集中で学びたいなど要望がありますので、学校側もそれを理解した上で、在学期間の短い学部を設立しています。
自分の都合や性格を考えて、適した在学期間を選択してください。
3.授業内容について
授業内容は、はっきり言って学校によって違います。ここでは、必ず学ぶことになるデザインの授業についての説明と、学校選びで気をつけることを説明します。
当たり前ですが、デザインについては、どの学校、どの期間だとしても学ぶことになります。
授業の学校によっての違いは、学びの深さと範囲です。
まず、深さについてですが、例えばパッケージに関する授業があったとします。
このような2校があった場合、当然ですが授業回数が多いA校で学んだ方がパッケージに関しては詳しくなります。もしあなたが、パッケージを学びたいと思っているのなら、A校に行くべきです。
次に、範囲についてですが、例えばパッケージに関する授業があったとします。
例えばデザイン基礎を教えるという学部でも、デッサン、色彩などデザインの根幹を支える授業を行う学校と、ソフト操作、レイアウト、デザイン制作など実際のデザイン作業から教える学校があったりと全く違います。
このように、授業の深さや範囲は学校によって、かなり違いますので自分が学びたい事を深く広く教えてもらえる学校に行ってください。
4.どんな人が通っているのか
夜間と聞くとあまり良いイメージがない人もいると思いますが、通っているのはごく普通の社会人、学生、フリーター、主婦など色々な人たちです。
一番多いのは、一度社会人になってからデザイナーを目指した人が多く、年齢層は昼間より高く、授業態度は真面目な人が多いです。
学習意欲も高いので、一緒に切磋琢磨できる人同士が集まりやすい環境にあります。
5.学費やその他にかかる費用について
まず、授業費用についてです。
基本的に昼間に比べて、授業回数も期間も短いことが多いので、昼間部より安く設定されています。学校に通う期間や授業内容によって費用が大きく違うので、しっかり確認してください。
次に、生活費についてです。
この後おすすめの学校も紹介しますが、有名どころの専門学校は都内に集中していますので、通うとなると人によっては都内近郊に引越しやアパートを借りる必要があります。そのため、引越し費用やアパートの敷金・礼金などの費用がかかります。
最後に、授業を受けるにあたって必要な物についてです。
グラフィックデザイナーは、パソコン(mac)とAdobeのソフトを使ってデザインします。パソコンを持っている人でも、スペックが低いとソフトの動きが重くなってしまい操作に時間がかかることもあるので注意してください。
学校からパソコンの購入案内やAdobeの学割プランの紹介がありますので、学校に確認すれば費用はどれくらいかかるか聞いてみてください。
この3つが、一気に来るとまとまったお金が必要になります。専門学校では、無利子の学生ローンや新聞奨学生制度など様々な方法で学費に関してサポートをしてくれますので相談してみてください。
6.就職について
夜間に行く事を考えている人に必ず聞かれるのが、夜間を卒業して就職できるのかという事です。
夜間でも就職は問題なく出来ます。
私が通っていた同じ夜間部の人もしっかり就職していました。どこの専門学校も、就職率や就職先がしっかりしていないと生徒が集まらないので、就職相談やサポートはしっかりしています。
ただ、気をつけて欲しいのが、就職率や就職先が昼間部と一緒の統計になっている学校もあるので、ちゃんと気になる専門学校やスクールの夜間部の就職率や就職先を確認してみてください。
おすすめの夜間専門学校
最後に少しでも学校選びの参考になるように、私が入るならどの学校にどう言った理由で入ろうとするかを紹介したいと思います。
東京デザインプレックス研究所
東京デザインプレックス研究所の設立は、「大人のための本格的なデザイン学校を創ろう」という理念から設立に至ったこともあり、授業の日程や授業内容、就職・転職などのサポートが社会人に適した内容になっています。
また、採用側の立場から言わせてもらっても、非常に実践的な授業内容になっているので、東京デザインプレックス研究所というのは安心感が持てます。
地理的に通えない方以外は、間違いなくおすすめの学校です。
就職先は大手企業や有名デザイン事務所への就職実績があり、また就職のサポートも万全です。東京デザインプレックス研究所のサイトにはこんなことが書いてあります。
東京デザインプレックス研究所は4年制美術大学に対抗できる社会人学校として抜群の就職実績を誇っており、難関デザイン事務所や優良企業のデザイン部へ多くの修了生を輩出しています。
出典:東京デザインプレックス研究所
卒業生の就職先だけ見れば、そう言っても問題ないほどの実績です。
さらに、普通の学校は、学校内の就職相談室があるだけですが、企業紹介サポートのパートナーとして、外部の就職エージェントが企業紹介などしてくれるので、就職に関しては文句なしの学校だと言えます。
もっと、東京デザインプレックスについて知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
すぐに、東京デザインプレックスの資料を取り寄せたい方はこちらから↓
桑沢デザイン研究所
桑沢デザイン研究所は、グラフィック系のデザイン専門学校では、一番実績がある学校だと思います。
歴史も古く、卒業生も有名企業、有名デザイン会社に就職しており、名門と言って良い学校と言えます。
夜間部があり、1~2年というしっかりとした期間をかけて学ぶことができます。
もちろん、講師陣や就職サポートも万全なので、デザインの概念や考え方をじっくり学びたいという方はおすすめな学校です。
その他の学校について
ここまで、おすすめの学校を2校を紹介しましたが、入りたい、入れる学校の条件は人によって違います。もし、もっと学校を比較したい、見てみたいという方は下記のサイトから検索してみてください。
社会人を募集している学校を全国どこでも調べることができます。学費なども明確に載っていますので、こちらで候補となる学校を探してみてください。